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鍵盤ハーモニカの選び方 鍵盤ハーモニカは幼稚園・保育園・小学校で幅広く採用されている楽器です。 ピアノの導入楽器として使われたり、アンサンブル演奏でリコーダーと共に、 メインのメロディー楽器として使われております。 ただ、ユーザーはもちろん指導者の皆様も、鍵盤ハーモニカの楽器の特徴や、 メーカー・機種によって、性能の違いがある事は知られていないと思います。 そこで、鍵盤ハーモニカという楽器の特徴・特性から、 分かりやすくご説明していきたいと思います。 1.鍵盤ハーモニカという楽器の特徴・特性について 鍵盤ハーモニカは学校教材の中では、比較的広い音域を受け持つため、 メロディーや旋律を受け持つ事の多い華のある楽器です。 反面、リードの振動で音を出す楽器であるため、 息使いで音程が変わってしまう楽器です。 (ピアノでは打鍵によって変わらないのと、対照的です。) また、最近は学校教材としてだけではなく、 演奏家の方が、サックスの代わりとして使われるなど、 表現力豊かな奥の深い楽器として、注目されています。 以上の事を踏まえると、 メインとなる音楽ジャンル・演奏形態(編成)・奏者の事情等、 どのような場面で楽器を使うのかに合わせて、 鍵盤ハーモニカを選ぶ必要がある事が分かると思います。 2.鍵盤ハーモニカの選び方 鍵盤ハーモニカの選ぶポイントはいくつかありますが、 まずどの様な違いがあるのか知らない事には選びようもないので、 音域・音程・作り(原産国・アフターサポート)の3点に分けて考えていくと、 分かりやすいと思いますので、この点からご説明していきます。 (1)鍵盤ハーモニカの音域 鍵盤ハーモニカの音域には、 人間の声に近いアルト音域の他、 アルトよりも高い音域のソプラノ、 低い音域のバスの大きく分けて3つのタイプがあります。 最も多く使われているのはアルト音域で、 鍵盤数(音数)も25鍵〜44鍵まで各種あります。 幼稚園・保育園・小学校で使われる学校教材ですと、 アルト32鍵盤は定番仕様です。 (2)鍵盤ハーモニカの音程 前述の様に、リードの振動で音を出す楽器であるため、 息使いによって音程が変わってしまう楽器ですが、 楽器の個性・クセというものもあります。 明るい音色を意識する反面、音程がかなり上づりがちな鍵盤ハーモニカや、 アンサンブル・ユニゾンを意識して、比較的しっとりした響きの楽器など、 メーカー・機種による個性がある点にも、注意が必要です。 (3)鍵盤ハーモニカの作り(原産国・アフターサポート) 近年、鍵盤ハーモニカも他の楽器同様、 海外生産に移行した機種も増えております。 大幅なコストダウンは図る事が出来る反面、 リード不良その他に割安なサポート料金で、 素早く対応出来るメーカー・機種と、 そうではないものがあるので、 価格だけではなく、品質・サポート体制も、 比較検討して選択されると良いと思います。 (4)実際の鍵盤ハーモニカの選び方 以上にご説明しました様に、同じ鍵盤ハーモニカと言っても、 その楽器としてのクオリティー・完成度・耐久性は大きく異なりますし、 必ずしもお値段の高いものが優れているという訳でもないので、 予定されている予算との兼ね合いなども踏まえて、 場面に合ったものを選んでいただければと思います。 NEW 鍵盤ハーモニカ選び個別メールアドバイスのお知らせ 鍵盤ハーモニカの選び方のページで出来るだけ分かりやすく説明しておりますが、 個別事情を考慮したメーカー・機種選定や店頭で試弾比較する際のポイント等、 もっと詳しいアドバイスが欲しい皆様に、個別メールアドバイスも実施中です。 当店に来店が難しい方や、楽器店や先生のアドバイスで迷ってしまった方など、 お名前・ご住所・電話番号を明記の上、ご検討内容をメールしていただければ、 お客様の立場に立った有益なアドバイスが出来ると思います。 杉田楽器店のお店の雰囲気を知りたい方は、 お客様リンク集がございますので、アクセスしてみて下さい。 (杉田楽器店訪問記などもあります。) お問い合わせ・ご質問フォームはこちら。(電話番号:0493−22−0107) |
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