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楽器店の選び方(音楽教室運営楽器店) 自分に合ったお店選びのページで、楽器店をお選びになる場合には、 他の工業製品と異なった特徴を持った製品を取り扱っていることから、 自分に合ったサービス・サポートを行ってくれるお店を お選びいただくのが重要であることをお分かりいただけたと思います。 しかし、楽器業界には依然旧態依然とした不合理な慣習が残っていることから、 全てのお客様のニーズを捉えることが出来る販売店を作ることは、 現在の状況では、まず不可能といっても過言ではないと思います。 (もちろん、当店でも全てのお客様のニーズにはお応え出来ないです。) そこで、お客様がどのようなサービスをお望みになるかによって、 最適な楽器店も変わってくると思いますので、ご参考にしてみて下さい。 1.設立の背景 楽器では、ご購入当初から名演奏が出来るという訳ではないので、 その練習の手助けとなる音楽教室が要求されるようになります。 その点、メーカー主導で音楽教室を設立することにより、 独自の教育システムと楽器本体をマッチさせた、 効率的な販売システムがとられるようになりました。 特にこの流通システムを中心に販売しているメーカーとしては、 楽器の総合メーカーとして有名なヤマハがございます。 2.メリット 独自の教育システムと楽器本体をマッチさせる事によって、 効率的なレッスンを行うことが出来るので、 特に操作体系が各メーカーごとに若干異なっている 電子オルガン(エレクトーンなど)では、 副教材の配布など各種サービスの充実が図られております。 その他、メーカーと音楽教室運営店が共同主催する定期的な催事で、 幅広い商品の比較検討も、同じメーカーのものであれば、 存分に行えるというメリットもあります。 3.デメリット こちらの場合も、メーカー直営店と同様の価格面でのデメリットは、 どうしても避けられない部分だと思います。 というのは、同一地域のメーカー音楽教室運営店とのあつれきをなくすため、 音楽教室のレッスン費用・教材費はもちろん、 楽器の販売価格についても価格協定が結ばれているケースがほとんどだからです。 その他、一部の有力特約店が運営している音楽教室に通われているケースですと、 メーカー保証の内容がご購入店によって異なるといったような、 無根拠の営業トークなどを用いて、他店からの購入を妨害されるケースなどもあり、 楽器業界の旧態依然とした不合理な慣習に遭遇する機会が、 一番多いご購入形態に現在はなってしまっております。 4.総括 メーカー音楽教室運営店では、販売価格だけを比較すればかなり割高になってしまいますが、 長年のレッスンの中で、すでにメーカー音楽教室運営店との深いつながりのあるケースでは、 教えてくださっている先生や足繁く通われる営業マンの顔をたてるのも、 一つのご選択となるのではないかと思います。 従いまして、音楽指導における人間関係を、楽器購入の際にも重視されるお客様には、 メーカー音楽教室運営店でご指定の機種をご指定のお店でお買いあげになる方法が、 一番おすすめになるのではないかと思います。 |
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